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今月の言葉2009年 バックナンバー

今月の言葉(12月)「“負け”に負けるな

私たちは仕事やスポーツなど、生活のなかで何らかの目標をもって生きています。目標を持つということは、「幸せになるため」「充実感を得るため」「成長のため」など人によって目的はさまざまですが、要は自分自身が納得できるかどうかです。その目標達成のため強い意志と計画性そして行動力が大切だとよくいわれます。行動力はスポーツの練習のように行動すれば向上し、行動しなければ後退するものです。その行動力は強い意志ことに言霊によって支えられていることが大きいと思います。

新田ボクシングジムの基本理念は、「それぞれの目標の成就」です。会長の新田渉世(にったしょうせい)氏は、
「ボクサーとして大成できなくても、ボクシングを通して自分の目標に挑戦してくれれば嬉しい。ジムが『人生の蘇生の場』になってほしい」といっています。新田ボクシングジムは、06年から3年連続で全日本新人王を輩出しています。

達成したい目標が高ければ高いほど達成したときの喜びは大きいものですが、達成までの長い道のりには、敗北・挫折・逃避などさまざまな障害が待ち受けています。現役時代の新田氏は、敗北の連続でした。初の日本タイトル挑戦はTKO負け、二度目のタイトル戦は格下選手の相手に判定負け、「三度目の正直なるか」「最後の賭け」といわれた三度目のタイトル挑戦も判定負けでした。追いつめられて、それでも這い上がろうともがくなかで脳裏に浮かんできた言葉が「“負け”に負けるな」だったそうです。そして、その言葉を支えに96年ついに東洋太平洋バンタム級王座を獲得したのです。

私たちはよりよく生きるために目標があり、成功もあり失敗もあるのです。目標がなければ成功も失敗も経験することはないのです。目標に向かって行動して達成したら◎です。行動して失敗しても次に継ぐことができれば、その失敗も生きたものになり○になります。失敗してそこで止まったり、何もしなければ×です。目標に向かって行動し苦しみから逃げずに乗り越えれば、真の強さを備えた人間に成長できるといわれます。新田氏の言う「“負け”に負けるな」を自分の言霊とし、これを支えに自身を励まし、目標達成に行動し続けていきたいものです。

(文責:鶴田則之)

今月の言葉(11月)「自身の成長を実感する

一年前の自分、一ヶ月前の自分、昨日の自分と比べて「今日の自分」はどれぐらい成長していると感じていますか?昨日と今日、まったく同じ一日はありません。私達の身体の細胞も日々生まれ変わっているわけですから、人間には大なり小なり、毎日なんらかの変化があるはずです。

アメリカの文芸批評家であるバーバラ・ジョンソンは、「成長は一生かかって行う仕事である」と述べています。私の周りにも会う度毎に「成長されているな!」と感じる方々が年齢問わずおります。そのような方々に共通している点が2つあります。それは、『自分のなりたい姿(将来像)を明確に持っている』ということと、『物事を感じる力(感性)が鋭い』ということです。
『自分のなりたい姿が明確な方』は、現状とのギャップを埋めるために今自分自身がやるべきこと(マイルストン)を定め、それに向かって取り組んでいます。その一つ一つの目標が達成された時(或いは達成される過程で)、自身の成長を感じています。定めた目標に向かって一生懸命取り組んだ分だけ経験や知識が増えています。
また、『物事を感じる力が鋭い方』は、出会った全ての人や生じた事柄から何かを発見・気付き、学びとっています。松下幸之助さんも「例え平凡な小さなことでも、それを自分なりに深く噛みしめ味わえば、大きな体験に匹敵する」とおっしゃっています。

 しかしながら、努力して取り組んではみたものの、なかなか達成できない場合もあります。私共主催の創新塾にいらしている経営者の塾生にも、自身が設定した高い目標に、何度も何度も果敢に挑戦されている方がいます。「やり続けることを諦めなければ成長できる」との信念を持っているからです。人生において、「成功」は約束されていませんが、「成長」は約束されているのです。
また、少し感受性が鈍っている時は、「成長していない」と思えることも、そのありのままの自分の状態を素直に受け入れることで、自分と向き合え、自分に対する新たな発見・気付きが得られます(もし何もなければ、それもまた自分として感じることも良いでしょう)。そのように感じる行為そのものが、自身の成長と捉えてみては如何でしょうか?

このように、成長を楽しめるかどうかが、「仕事のやりがい」や「生きがい」の大きさにも通じてくると思います。常に自身の成長を実感できる人間として、日々自分のなりたい姿を追求し、感じる心を磨き続けていきたいものです。

(文責:宮城加代子)

今月の言葉(10月)「変革の眼」
ビジネス界の重鎮といわれたP.F.ドラッカーの著書「プロフェッショナルの条件」に次の言葉が載っています。
『知識のダイナミクスは、組織に対し、一つのことを要求する。すなわち、あらゆる組織が、変化のためのマネジメントを自らの構造に組み込むことを要求する。これは、あらゆる組織が、自らが行っていることのすべてを体系的に廃棄できなければならないことを意味する。
数年ごとに、あらゆるプロセス、製品、手続き、方針について、「もしこれを行っていなかったとして、今わかっていることをすべて知りつつ、なおかつ、これを始めるか」を問わなければならない。もし答えがノーであれば、「それでは今、何を行うべきか」を問わなければならない。そして行動しなければならない。「再検討」などとは言ってはいられない。それどころか今後ますます組織は、成功してきた製品、方針、行動について、その延命を図るのではなく、計画的な廃棄を行わなければならない。だが今日のところ、これを行っているのはいくつかの大企業だけである。』

これは、一流の仕事をする組織についての著述ではありますが、この一節にふれたとき、まるで、自分自身のあり方を問われているかのように思えました。過去の選択、決断、行動によって形成された現在のあり方、やり方、あらわれ方に囚われて、あるいは変化することを恐れ、見直すべきことに目を向けず、改めるべきことを後回しにしているのではないか、と鋭く問われたような感覚であったのです。とはいえ、現状を維持することが、結果として延命にすぎないことであったとしても、その時々の状況においての決断は、最適に近いものだったはずですから、否定や後悔することばかりではないと思います。ただ、企業体という組織においては、新しいものを創造し続けなければ、組織は急速に陳腐化し、成果をあげる能力を失います。組織のもつ使命を明確にしつつ、改善、応用、ときには、体系的な『廃棄』を行って新しいプロセスを始めることが大切です。否定を意味する廃棄ではなく、成長するための廃棄を必要とするときがあるのだと思います。

この夏の衆議院総選挙では、劇的な政権交代が起りました。長きに渡り、日本を主導してきた政権を、まさに『再検討』しているときではない、新しいプロセスを始めるときが来た、という国民の危機意識や変革意識の高まりが結果にあらわれたのだと思います。

現状を維持することで精一杯になりがちな今日の経済、社会状況ではありますが、だからこそ、冷静に自ら属する組織自体に目を向けるときでもあります。組織には、“重要だけれども緊急でないこと”が存在しています。維持したいと思う現状の中から、改善、応用、廃棄、つまり、新しいプロセスの可能性を見い出していきたいものです。

(文責:﨑村有紀)
今月の言葉(9月)「 凡 事 徹 底 」
「凡事徹底」という言葉は、よくビジネスで使われます。 「凡事徹底」とは、当たり前のことを当たり前にやると解釈されがちですが、本来、当たり前のことを人には真似出来ない程一生懸命にやるという意味だそうです。  イエロ-ハットの創業者である鍵山秀三郎氏が「凡事徹底」という書物の中で、「微差、格差の積み重ねが大差となる」また「平凡を非凡に努める」と記している事はよく知られています。

兵法の達人として知られている宮本武蔵が書いた「五輪書」地之巻の序文に「朝鍛夕錬」という言葉があり、この本文に「朝鍛夕練してみれば、おのずから兵法の道にあう事、我五十歳の比なり」と記述しています。これは朝に鍛え、夕べに練習をして、自然と兵法の真髄を会得したのは五十歳の頃だということです。六十余りの勝負に一度も負けなかったといわれる宮本武蔵でさえ、当たり前のことを毎日行い年月を費やしたのです。

では、毎日同じ事をただ行っていればその道の達人になれるのでしょうか? 現代社会において、多数の人間、多数の組織が絡み合っている中、ただ単に言われた事を機械的に行うだけでは平凡を非凡に努めることにはならないでしょう。 しかしながら、結果がすべてと考えられるビジネスの世界では、難しい事をこなせた人が凄いと思われています。実はビジネスの分野では起こることの大半は難しい事ではなく、簡単なことの積み重ねであると思います。例えば、毎朝笑顔で挨拶することだけで他人の気持ちを変えることも可能ですし、毎日身の回りを掃除するだけで清心となり職場環境がガラリと変わった例がいくらでもあります。またお客様と常にコミュニケ-ションを取り続けるだけでも営業の成果は違ってくるのです。

このように「凡事徹底」は大凡(おおよそ)すべての事につながる奥深い言葉です。当たり前のことを徹底的にやることにより、大抵のことは達成出来るという考え方を、何か特別なことをやろうとする前に少し考えてみるのもいいかも知れません。

(文責:福岡直也)
今月の言葉(8月)「チームワーク」
『チームワーク』という言葉から、あなたは何を連想しますか。 学生時代に所属していたクラブ活動でしょうか。スポ-ツをテ-マにした青春ドラマのワンシーンでしょうか。この言葉は団体競技スポ-ツで勝つための必要要件であると言われていることから、「チームのメンバー間の相互理解」や「コミュニケーションの徹底」が、『チームワーク』であると思われています。確かにそういった面がありますが、本来『チームワーク』の意味するものはこれらに限ったものだけではありません。実はもっと重要な意味が含まれているのです。

辞典によると、チームとは「ある目的を達成するために集まった二人以上の集団」を言い、ワークとは「見る(SEE)→考える(THINK)→計画する(PLAN)→行う(DO))の一連の行動による仕事」を言います。つまりチームワークとは「ある目的を共有している二人以上の集団が、目的達成のために上記一連の行動による仕事」と定義づけられます。そしてこの一連の動きは、メンバー全員による各自の行動のうえに成立つ必要があるのです。メンバーの各々が、自発的に、自分の役割等のあり方、実行する上でのやり方、そしてその成果である現れ方までも思考し、行動する必要があることを意味しています。つまるところチームワーク成功の鍵は各個人が握っているわけです。したがって、メンバーの中で一人でも目的を共有していなかったり、与えられた指示通りにしか動かない(これはワークではなくレイバー)人々の集団では、『チームワーク』を構成することは出来ず、成果は期待できないこととなるのです。

戦後日本を代表する経営者の一人である稲盛和夫氏は、アメーバ経営という独自の経営手法のなかで「会社が組織力を発揮するには、会社を構成する各組織の一人ひとりが自らの役割や責任を深く認識し、何としてもそれを果たそうとする使命感を持つことが不可欠である」といった考えを明らかにし、組織の成果はその組織に所属する各個人の目的意識と連携による『チームワーク』で決定されることを説いています。

『チームワーク』は、俗に言う仲良し集団や表面的な友情ごっこを意味するものではありません。各個人の自発的な意識と行動によって成立する組織運営・経営の一手段であると言えるのです。メンバー一人ひとりがチームの目的達成のために、皆で作成・承認した行動計画に従い、各々の役割を相互に認識し、かつ、連携した上で自分の成すべき仕事をこなしきることが『チームワーク』であり、それが成果をもたらす鍵となるのです。 現在、あなたはどれだけの意識を持って『チームワーク』を図っていますか?この機会に再確認してみてはいかがでしょうか。

(文責:夘木信寿)
今月の言葉(7月)日是初演の精神で」
私達、創新グループでは、毎朝10分間の朝礼を行っております。 その際に、全員でビジョン・経営理念、理行(理念行動のことです)の唱和を行うのが慣行ですが、私は毎朝、大きな声を出すよう心がけております。 会社のビジョンや経営理念、行動基準は一日のスタート時に、自分自身の心の中にしっかりと落とし込み、これを習慣にすることが大切です。

創新グループの理行の一節に“日日是初演”という言葉があります。 この言葉には、一日一日、初心を忘れずに行動していきましょうとの意味合いがあります。

私が、創新グループ㈱とんがりコラボに入社する際、面接で様々な質問を受けました。 その中で「これまでの人生を振り返って自分自身をどのように考えていますか」という質問があり、私は「今までの自分を見つめ直し、自分を変えて社会に貢献したい」と回答しましたが、この言葉が受け入れられたのか、今その上司と机を並べて仕事しています。

入社時に思い描くことは、人それぞれ異なると思います。 学生から夢を抱いて社会人になる人、自分の性格ややりたい事などを考え直し職種転換をする人、人生を一からやり直そうと新たにスタートを切る人など様々です。 誰でも新しい事を始める時は不安ですが、そんな不安定な気持ちの中にも新鮮で真摯な何かを志すものを持っていると思います。その新鮮で真摯な気持ち(それはあなた自身の宝と言えるもの)を毎日忘れずに大切にしたいものです。

創新グループでは7月から一部組織変更になり、35年間続いてきた高良総合会計事務所から税理士法人創新會計へと生まれ変わります。グループ全体が今、ビジョンに向かって変わろうとしております。その中で、常に“日日是初演の精神で”初心を忘れず私の宝物を大切に、フレッシュな気持ちで行動していきたいと思います。皆さま宜しくお願い致します。

(文責:嶋影翔太)
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