経営に役立つ情報(11月)「決算の見える化」
決算書は経営者の通信簿であり、経営実践の鏡です。しかしその通信簿や鏡を見ない、分からない経営者が多いのには驚きます。決算書をよく理解して、経営者自身の姿を確認しましょう。
しかしそうは言っても、決算書には専門用語があり、独特の会計の仕組みがあって理解しづらいのも事実です。創新會計では、経営者の皆さんによく理解してもらえるように、資金の流れ(キャッシュフロー計算書)や決算書の要約版、グラフ化などさまざまに工夫しております。
また、年度の計画書を作り、期中において年度末の決算予測をして、事前の対策を施す支援を行っています。計画に対して黒字に推移していれば早めの節税対策を検討し、赤字に推移していれば黒字化対策を検討します。これには幹部全員が関わって真剣に対策を講じていかなければなりません。
節税対策は次年度の本業に繋がるような対策、例えば研究開発、設備投資、研修費、広告宣伝費、会社案内などを検討します。決して税金がもったいないからといって、贅沢な海外旅行や高級車などの不必要な支出をしてはなりません。また黒字化対策には、人件費をはじめ固定資産関係の費用や消耗品などの物件費や、保険などの役務費などさまざまにありますが、不要資産の売却や保険の見直しなどムダを排除し効率化を進めなければなりません。ただし人件費については社員(人間)を尊重し、労働法に違反しないようとくに慎重に進めることが必要です。
これらのためには「決算の見える化」を図って、社員とくに幹部がよく分かる状態にしてプロセスを進めていくことが必要です。
経営に役立つ情報(10月)「赤字会社4つの型」
全国の法人数約260万社のうち、およそ3分の2(67%)の173万社が赤字といわれています。
しかし赤字でも様々な内容が考えられますが、概略次ぎの4つに分類できます。
1.「一時的・良性型」
急性赤字ともいうべきで、不注意や甘いリスク管理体制により、思わぬ損失を蒙った場合です。
客先事情による受注減、客先倒産による回収不可、風水害よる損失などで、どちらかというと一時的で手直し可能の赤字です。
⇒方針の確認とリスクマネジメントなど管理の徹底が大切です。
2.「慢性的・良性型」
慢性(構造的)赤字ともいうべきで、下請け会社や構造不況業種に見られる型で、売上長期低迷、労働分配率が高く生産性の低いのが特徴です。
⇒根本的に方針・戦略の見直し、抜本的な経営改革と財務改革が必要です。
3.「一時的・悪性型」
自殺行為赤字ともいうべきで、投機の失敗や会社の公金流用(公私混同)や脱税発覚による多額の納税資金などから生じた赤字です。
⇒社長の姿勢が問われ、深い反省のなか経営の原点からの再起が望まれます。
4.「慢性的・悪性型」
慢性的に公私混同、借金づけのデタラメ経営による赤字で、人をだまし、商品を偽り反社会的な行為を平気で行う、まさに地獄行きの赤字状態です。
⇒事業再生の特性があれば法的処置や社長交代による再生も可能かもしれません。