今月の言葉(2月)「絆(きずな)」
あと一ヶ月余りで東日本の大震災から1年が経とうとしております。
この大震災以降、絆(きずな)という言葉をよく耳にするようになりました。
昨年の暮れ、世相を示す漢字にも「絆」が選ばれましたが、最近あまり聞くことがありませんでした。この「絆」という字には、絶つことのできない人と人との結びつきという意味があります。
3月11日、私は事務所近くの高津駅にて、ホ-ムから降りた後、駅の天井の電灯が激しく揺れその瞬間、身体が震えその場に立ちすくんでしまいました。その時に改札近くにいた女性が「大丈夫ですか?」と声をかけて下さり、私の手を引いて改札口まで親切に連れて行っていただきました。その時とてもありがたく思いました。
先日の新聞に、“大槌の「おせっかいばあさん」”という見出しで次のような記事が載っていました。
「三食の温かいご飯と布団を、誰にでも。岩手県大槌町で、食料品店の「おばちゃん」が自宅と店舗奥の調理場を解放し、ボランティアや被災した町民らを支え続けている。東日本大震災後、手作りの料理を並べた食卓は毎日、多くの笑顔で囲まれる。『前しかむいてこながったから。みんなの店をつくるのが夢だったの』町の人を元気づけ、町外の人に震災を伝える。
想像を絶する程の被害を受けながらも、ここまで人を支えていくという前向きの“おばさん”に感心し本当に立派だと思いました。
私自身「一体何ができるのだろう?」と考えさせられます。私は被災地に行ってはおりませんが、「遠く離れている自分でも何かできないか!
そういった小さな使命をもつことが「絆」となり、人と人の心がつながっていくものと信じます。「3月11日」を忘れずに、被災者の皆さんに心を寄せて絆を大切に、希望をもって今「ここに生ききる」を実践していきたいと思います。
(文責:掛巣由子)