税務関係 豆知識

 

税務関係 豆知識(11月)インボイス制度の導入について

 2023年10月1日から新たに適格請求書保存方式(インボイス方式という)が導入されます。インボイスとは「売り手」が「買い手」に対し、正確な適用税率や消費税額を伝える手段であり、一定の事項が記載された書類(請求書、領収書、請求書など)のことを言います 。
インボイス方式が導入されると事業者が発行及び保存する請求書の記載事項は以下のようになります。

① 請求書発行者の氏名又は名称
② 取引年月日
③ 取引の内容
④ 対価の額
⑤ 請求書受領者の氏名又は名称
⑥ 軽減税率の対象品目である旨
⑦ 税率ごとに合計した対価の額
⑧ 登録番号
⑨ 税率ごとの消費税及び適用税率

 ⑧の登録番号は消費税の課税事業者に割り当てられる番号であり、課税事業者でなければ適格請求書を発行することができません。小規模事業者などで消費税の免税事業者が発行する請求書については仕入税額控除の要件を満たすことができず、結果として免税事業者からの仕入れについては仕入税額控除を受けることができなくなってしまいます。そうすると免税事業者が取引から排除される可能性があり、約510万の事業者(財務省2011年12月資料より)が経営悪化に直面することが懸念されます。
このような影響を緩和するため、免税事業者からの仕入れについても、制度導入から6年間は一定割合(当初3年は80%、後の3年は50%)まで仕入税額控除が認められることとなっております 。免税事業者はこの6年間の間に課税事業者を選択するかどうかを検討する必要性がありますのでご注意ください。

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