今月の言葉

今月の言葉(10月)第183回 強烈な願望が「夢」を実現させる

 女子水泳界のエース池江璃花子(20歳)が帰ってきた‼去る8月29日東京都特別大会に参加、1年7か月ぶりの驚異的な復帰。白血病で入院し、誰もが落胆し絶望の淵に立たされたあの池江選手が戻ってきたのです。その時の記者会見で彼女は、「私の夢は、オリンピックで金メダルをとるということもありますが、それ以上に病で苦しんでいる人々に希望とエネルギーそして可能性を届けたい」と語りました。何と人類愛に満ちた大きな夢か。

 新型コロナ感染拡大が続いている昨今、コロナのワクチン開発で日夜奮闘されている日本ファイザーの社長原田明久氏(現創新ネットシティ市長原田靖子さんの御主人)が、過日日本政府とワクチン供給に関する契約を結ばれました。大変有難いことです。世界の医薬界をリードする研究開発型の製造企業のファイザーは、そのビジョンに「患者さんの生活を大きく改善する革新的な治療法を提供し、日本で最も信頼され、最も価値あるヘルスケア企業になる」とあります。その原田社長からは、「夢」という揮毫をいただいており、創新塾の研修室に掲げさせていただいております。

 さて創新塾では、「ビジョナリー経営」という企業存続の要となるビジョンについて探求するカリキュラムがあります。塾生に「ビジョンが明確であるか否か」を問うと、およそ90%が不明確な回答です。今度は明確であると答えた塾生に「その夢に自分の人生をかけているか否か」「肚をくくっているか否か」を問うと、ほとんどNOの答えです。自分の夢を具体的に描いておらず、自分のものにしていないのが実態です。
 JALを再建し、盛和塾を立ち上げた稲盛和夫氏は次のように語っています。
「人生はその人の考えた所産である。心が呼ばないものが自分に近づいてくるはずがない。その人の心の持ち方や求めるものが、そのままその人の人生を現実に形づくっていくのであり、事をなそうと思ったらまずこうありたい、こうあるべきだと思うこと。それも誰よりも強く、身が焦がれるほどの熱意と情熱をもって、そうありたいと願望することが何より大切。不可能を可能に変えるには、まず‟狂“がつくほど強く思い、実現を信じて前向きに努力を重ねていくこと。それが人生においても、また経営においても夢を達成させる唯一の方法なのです。」
 自分がこうしたい、実現したい、成功したいと念ずることは、大体において好きなことであり得意なことであります。このことは自分の内面にその実現する可能性が潜んでいるということです。人間の体に60兆個の細胞がありますが、このうちほんの少ししか使われていないのが現実のようです。多くの使われていない細胞を生かして天分を開き、夢を鮮明に描いて肚をくくれば、あなたの夢はすでに体内に燃え広がり、いつか必ずや実現するものと確信します。 


(文責:高良 高)

                          

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