今月の言葉

今月の言葉(7月)第180回 『自分でやった方が早い病』

“この仕事なら自分でやった方が早いな!”そう思ったことはありませんか?
他人に任せてみたけれど、仕事ができていないことや、思ったものとまるで違うなど、結局は自分が最初からやり直すことになってしまうという苦い経験を味わったことがあると思います。もちろん現実「自分でやった方が早い」ということはあるでしょう。しかし、「自分でやった方が早い」と思うのは実は「病」なのです。経営コンサルタントの小倉広氏の書「自分でやった方が早い病」の中にそれが定義されています。私はこの著書を読んでハッ!とし、「私もこの病にかかっているかもしれない」と思いました。

 小倉氏は次のように言っています。『この病は病院では治せない病気です。治すのは、あくまでもあなた自身です。そして、自身が人として成長しない限り、治すことはできないのです。人は成長することによって、他人との信頼関係を築けます。信頼関係を築くにはどうしたらよいのでしょう。まずは人を信じることです。そして信じられる人になることです。人の根本的な部分は隠そうと思っても隠すことはできません。自分は隠したつもりでも相手にはバレているものです』と。誰にでもどんな立場の人にも、ただ任すだけでなく、誠心誠意向き合って信頼関係を築くことが大切なのだと思います。

同書の中で、アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームス氏の次のような言葉も紹介しています。
   「心が変われば行動が変わる」  → 「行動が変われば習慣が変わる」 →
   「習慣が変われば運命が変わる」 → 「運命が変われば人生が変わる」
このように心と行動の両方からアプローチすることでプラスのスパイラル効果が生まれてくるというのです。

 過去と他人は変えることができませんが、自分と未来を変えることはできます。しかし、自分を変えることは容易なことではありません。頭ではわかっていても、そう簡単に自分の考えや行動を変えたりはできません。諦めない根気と長い時間が必要だと思います。失敗や挫折もあると思いますが、たくさんの経験を積んで、今より大きい人へと成長していきたいと思います。



(文責:三原 真紀子)

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