今月の言葉

今月の言葉(4月)第177回 「4つの心得」を生きる

 昨年の2月に創新ワールドに入社いたしまして、1年が経ちました。前職では、新卒から16年間、大手私鉄グループの生花店運営会社に所属していました。お花屋さんへの憧れの気持ちから入社し、店頭業務や本部業務など幅広く経験する中で、後半約10年間は社内の人材育成・採用の仕事に携わってまいりました。
 初めての異業種への転職ということで、非常に大きな緊張感を抱きながら新たな決意を胸に入社した日のことがまるで昨日のことのように思い出されます。前職ではフラワースクールでの講師や社内研修講師の経験をしてきたことから、入社早々から登壇の機会や、都度きめ細やかなフォローをいただく等、自己成長の機会を沢山つくっていただき、大変有意義な1年間を過ごすことができました。
 創新ワールドで行う経営塾や企業研修では、冒頭で必ず以下の「4つの心得」の話をします。
一、「自分が源泉、自分が全責任者」というあり方を生きる
一、「100%参加、今に徹する」というあり方を生きる
一、「正直に真実を伝える」というあり方を生きる
一、「決めたことは必ず実行する」というあり方を生きる
駆け出し講師の私は、塾長や社長をはじめ諸先輩方に学びながら、まさしく見様見真似でやってみるのですが、どうもしっくりきません。1年間やってみて、ようやく気づきました。例えば、
 「全ての物事の源は自分にあると考え、主体性を持ち行動しましょう」
 「せっかくの研修の機会ですから、他のことに捉われず集中していきましょう」
 「グループワークや意見交換の場では、相手の成長を願って正直なことを言いましょう」
 「研修の最後にコミットメント目標を書きます。決めたことは必ず実行しましょう」
 こんなふうに受講生たちに話すのですが、よくよく考えてみれば、これらはすべて「やり方」のことであって「あり方」のことではありません。このことに気づくまで、入社からちょうど1年間かかりました。
 “あり方を生きる”、というのがどういうことなのか、これは自分で見つけていくしかないと感じています。自分自身がしっかりと、そのあり方を生きることが出来るようになって初めて、聞く人の心に響くようになるのだと思います。
 一朝一夕に習得できるものではない、壮大なテーマにも感じますが、職業人生をかけてじっくりと色を深め、取り組み甲斐のある目標にしたいと思います。
 「4つの心得」のあり方を生きる、これを自分の言葉で語ることができるようになるまで、どのくらいの年月が必要なのか!? 2年目の私なりに、できることを一つひとつ着実に、誠実に行っていきたいと思います。

(文責:倉橋綾子)


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