今月の言葉

今月の言葉(4月)第165回 「一歩を踏み出す勇気」

 平成最後の今年、私事にて恐縮ですが、娘が成人式を迎え、私が成人の日に両親から仕立ててもらった振袖を纏う姿に、今日まで健やかに育ってくれたことに対する親としての安堵と大きな喜びを感じました。と同時に目の前に広がる可能性の中に、簡単に夢や目標を諦めたり、現状に甘んじたりするような生き方でなく、夢を描き目標を定め勇気を持って、チャレンジして欲しいと願っています。

 さて、挫折も人生の糧になるとはよく言われることですが、実際には自信喪失につながり、新たな一歩を踏み出す勇気が出なくなるものです。また、新しい事を始めたい、新しい自分になりたいという願望はあっても、それについ蓋をしてしまい、機会を逃してしまうことも多いものです。
 以前テレビ化されたことのある『夢をかなえるゾウ』(著者:水野敬也)という物語は、人生が上手くいかないと嘆いてばかりの主人公の前に、ある日ガネーシャと名乗るインドの神様が現れ、数々の課題を与えて成功に導いていくという話しです。その課題の1つに「自分が得意な事を人に聞く」というのがあります。とかく自分は世界で一番自分を知っているという錯覚に陥りがちですが、自分の評価と他者からの評価は必ずしも一致しません。また、自分が得意として継続していたことが他者からは全く評価されていないということがある一方で、自分が不得意と思っていたことが意外にも高い評価を得ているということもあるものです。自分を決めつけてしまうことなく、時折他者の意見にも耳を傾けて見つめ直すことはとても大切なことです。
 さらにその本には「やらずに後悔していることを今日から始める」という課題があり、それに対してやりたいことを見つける方法は漠然と考えて迷うより『体感』すること、理屈ではなく実際に経験してその経験を通して見つかるものだとあります。
後悔する人生で、全く実行が伴わないものであれば、この先成果を期待することは困難です。変えるのなら気づいた『今』がその時です。その時こそ一歩を踏み出さなければ、また未来にお預けして夢の泡と化してしまうのがおちです。

 新年度という節目は新社会人となった頃に様々な可能性に期待を膨らませていた自分を思い出すよい機会です。改めて自分自身を多方面から見つめ直し、行動する前から諦めないという覚悟で臨みたいものです。創新グループの理念・理行(八正道)のひとつに「新たに気づいて創造」という言葉があります。
 新たな自分を発見することは自信に繋がり、目の前の可能性を切り拓く勇気となるのではないでしょうか。
私自身も様々な状況や問題に気づき、勇気を出して新たな問題解決に挑戦して、生きがいをもって成長していきたいと思います。

(文責:花形佳子)

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