今月の言葉

今月の言葉(1月)第162回 「原点に立ち返って」

 両親から頂いたこの生命、この命をどのように生かしていくか、これが人間にあたえられた使命であり生きがいにつながる原点といえます。若いころ、将来こうしたい、こういう状態を創りたいと願ったものです。その志や夢を抱いたとき、そこが人生の原点といえるかもしれません。人それぞれに原点があり、人生創業の出発点があったかと思います。それが歳を重ねるにしたがって、原点を忘れ、夢を失っているのが大多数の人間の姿かもしれません。日本国の原点は神武天皇であり、即位(紀元前660年2月11日)して以来皇紀2679年になります。今年5月1日に126代の天皇が誕生し、世界最古の王家の血筋が継承されます。

 私は1975年27歳で会計事務所を開業し、今年4月には創業45周年目を迎えることとなります。当時青雲の志を抱いて勇躍独立したものの、44年間の時代の流れはソロバンとつけペンの時代から、パソコンやスマートフォンに象徴されるIT社会へと変貌し、われわれの仕事や生活スタイルを大きく変えるものとなりました。IT社会にあって世界との距離が近くなり、また個人情報を重視した個人社会となり、雇用においても情報を活用した転職が自由に行われる世の中になりました。組織への忠義、秩序、集団主義といった考えが希薄となり、自由、多様化、個人主義が中心となる社会が形成され価値観が全く一変しました。

 そういう時代にあって、われわれはいかに生きるべきか、改めて考えなければなりません。古いといわれる中にも素晴らしい考えがあり、また時代の変化に合わせていかなければ生きていけないのも事実です。まさに松尾芭蕉の「不易流行」の考えはいつの時代にも通用する言葉です。われわれ創新グループは、税務会計、教育研修、人材派遣・紹介業の業務を手掛けていますが、それぞれ原点を忘れず時代にあった考えとやり方を創造・革新していかなければならないと思います。ことに社員(人財)への成長(自己実現)援助、専門家や他社とのネットワーク化(コラボレーション)、専門の中の専門(とんがり化)を実現し、お客様に寄り添う真のサービスが提供できるよう努力してまいりたいと思います。

 人間みな「幸せ」を求めて人生を送っています。自ら不幸になりたいと思っている人間は誰一人いません。その共通の人生テーマに合わせた仕事をするよう普段から努力していくことが大切です。われわれ創新グループのビジョンに「社員一人一人の自己実現と共に顧客一社一社の黒字存続」がありますが、改めて原点(創業精神)に立ち返って、社員一人一人の幸せをもたらし、顧客一社一社が存続発展できるよう、世の中のお役に立つ仕事を行ってまいりたいと思います。皆様のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げますと共に今年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。感謝

(文責:高良 明)

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