今月の言葉

今月の言葉(7月)第167回 「どんな働き方をしたいか」

 今春より、弊社に新入社員が1名入社しました。明るく物おじせず大きな声でハキハキと挨拶する姿に、社内の雰囲気もパッと明るくなります。彼女を応援する一方で、もっと先輩として私自身も成長していかなければ!と、改めて背筋の伸びる思いです。

 そんな中、少し変わったタイトルの本を見つけ、思わず手に取りました。
「数字が読めると年収がアップするって本当ですか?~決算書オンチのための会社の数字が肌感覚でわかる本~」
この本は、著者である“現在の僕(古屋氏)”は、冒頭で自身のネットショップの経営を利益ばかりを追求し仲間を失い、失敗してしまいます。そこへバック・トゥ・ダ・フーチャーのように未来から来た、自称ドク「会計ドクター(田中氏)」が現れます。彼から、“未来の僕”がホームレスになっていることを伝えると、その未来を変えるため、“現在の僕”を乗せて、“過去の僕”の人生を遡りながら、倒産させないための気づきを与えていく、というストーリーです。

 著者はこの本の中で、様々な気づきを記しています。その中でも特に、気になった3つのことがあります。
 まず「数字の読み方を知ると、世界が変わる」という項目。著者は、会社を成長させてゆくも常に資金繰りが厳しかったそうです。決算書オンチだったため、その資金繰りが苦しくなってしまう本当の理由が解らずにいたのです。そこで、重要な要素だけを理解するようにし、難しい用語は分かりやすい簡単な言葉に置き換え、徐々に苦手意識を克服していったそうです。例えば、
“エビの天ぷら(売上)-衣(仕入・経費)=本当のエビの大きさ(営業利益)” のように。
そうして少しずつ決算書を読めるようになったことで、具体的な方向とやり方が見えるようになり、どうしたら利益を生み出せるのか、がわかるようになったそうです。
次に、「『どんな稼ぎ方をしたいか』という自分の軸を持つこと」。人生には大切な3つのポイントとして「収入」「時間」「人間関係」があり、それらのバランスを整えて、人生を充実したものにするために稼ぎ方(働き方)を考えることが大事だということです。
そして最後に、これは項目ではないのですが、周りから「ありがとう」と感謝される人になることの大切さが、随所に記されていました。「お金以上に大切なこと」がある、と。

 仕事は、人生の大きなウェイトを占め、そして生きるためには欠かせないものです。また、仕事と数字は、切っても切り離すことができません。だからこそ、数字に向き合い、働き方を考え、そして利益ばかりを追求するのではなく「お金以上に大切なこと」を忘れないようにすることが、大事なのかもしれません。
 やりがいのある仕事に携わらせていただいていることに感謝し、また「ありがとう」と言っていただけるような貢献が少しでもできるよう、これからも日々精進していきたいと思います。

(文責:小笠原 町好)


参考図書:「数字」が読めると年収がアップするって本当ですか? 決算書オンチのための「会社の数字」が肌感覚でわかる本 古屋悟司(著) 田中靖浩(監修)  日本実業出版社
※古屋悟司…楽天市場ネットショップ“ゲキハナ”社長。田中靖浩…公認会計士
                               

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