今月の言葉

今月の言葉(6月)第167回 「素直な心になるために」

 私は、(株)とんがりコラボに入社をしてから3年経ちました。3年経っても日々挑戦しつつも失敗の繰り返しです。前に進んでいるつもりでも、ずっと同じ場所で足踏みをしているような感覚です。「上手くいかないな!」とぼんやり考えていた時、偶然にも松下幸之助氏の著書「すべてがうまくいく 素直な心が奇蹟を起こす」を見つけました。

 三部構成になっている本書では、第1章で「素直な心」とは何か、第2章で「素直な心」になるとどうなるのか、第3章で「素直な心」になるには、どうすればいいか、という流れで書かれています。
 まず、「素直」とは、一般的には「従順である、正直である」という捉え方をされます。私もそう思っていましたが、同氏の「素直」とは、もっと広義的な意味を持っています。「従順、正直」これは間違いではありませんが、消極的な素直さで一つの見方に過ぎず、「人から言われたことをただ忠実に、従順に守るということだけでは、本当の意味の素直さにはならない」というのです。
 では、同氏の言う素直とは、一体何でしょうか?「他人の声に耳を傾ける。私利私欲に捉われない。なにものにも捉われない広い視野を持つ。冷静に物事を見てその価値を正しく判断する。」ということを指すようです。そうすることで、物事のありのままの姿を見る事ができたり、困難に当たったときや病気に罹ったときにポジティブな考え方・捉え方をすることができると強調されています。
 また、素直な心になるには、強く願うことが重要です。そこから生まれる日々の行動の積み重ねが、素直な心を形成していき、更に、行動までの過程から結果まで、その一つひとつを客観的に見つめ返すことで、より正しい素直さを身につけることができるというのです。

 本書には、同氏の考え方(素直さについて)が分かりやすくまとめられておりますが、これをきちんと理解し行動に移すにはかなりの年月が必要だと感じました。同氏は素直な心の初段になるには30年掛かったようです。私が今から始めるとして、同氏のレベルで初段になるには55歳の頃となります。それまで、気の遠くなる期間ですが日々素直になりたいと願い、広くモノを見る視野を養い、小さい物事から気づきを得て正しく「素直さ」を会得するよう努力していきたいと思います。

(文責:長島 和哉)                                  

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