今月の言葉

今月の言葉(3月)第152回 「関心を持って価値ある情報を」

私達は五感を通して、日常の様々な情報を入手して生活しています。しかし、これらの情報についてどれだけ正確に捉えているでしょうか。例えばセブンイレブンの看板はどのようなデザイン、色合いでしょうか?皆さんは正確に思い浮かべることができますか?実はセブンイレブンの看板は、「7-ELEVEn」となっており最後の一文字が小文字になっています。よく観察しないと見落としてしまいます。おそらく私達はこの看板を一日に一度は目にしていると思いますが、どれだけの人が正しくこのことを認識していたでしょうか?このように普段からよく目にしており、身近にあるものでさえ、関心を持って注視しないと正確に捉えることはできないものです。

情報を正確に掴むためには目的を持って偏見や固定概念をなくし、素直な心で、その事柄に関心を持つことが重要です。現代はインターネットが普及し様々な情報が簡単に手に入る時代です。しかし、それらの情報を生かすかどうかは、私達自身が目的に沿ってその情報に関心を持つかどうかにかかっているのです。

セブン&アイ・ホールディングスの名誉会長である伊藤雅俊氏は観察の達人であると言われています。同氏は顧客のニーズに応えるため、忙しい最中であっても時間を作り繁華街に出向き、街行く人の服装や食べ物、百貨店の品揃えを観察していたそうです。関心を持ちポイントを押さえながら観察することで有用な情報を掴み、顧客のニーズに応えることができたそうです。経営はヒト・モノ・カネ・情報など経営資源の総合芸術と言われています。昨今は特に情報が重要な資源です。情報をいかにスピーディに的確に生かすかが成功の鍵と言えます。

長い間同じ仕事に携わっていると、どうしても偏見や固定概念が生まれてしまいます。また、仕事がルーティン化することで新たな情報に関心を向けることも少なくなってはいないでしょうか?このため有用な情報に気づかずビジネスチャンスを逃しているかもしれません。ビジネスマンは特に目的をもって素直な心で関心を注ぎ仕事に取り組むことが大切だと思います。私も会計、税務の業界に入り10年が経ちました。今一度初心に帰り、専門分野とお客様そして仲間に関心を持ち、必要ある情報を入手して、これを生かして価値あるサービスを提供していきたいと思います。

(文責:中道 俊)

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